衝動
蟲神器のイベントをやりたい。
そう思ったのは去年の暮れだったが、なかなか動き出せずにいた。
イベントの開催なんて会社の飲み会ぐらいしかやったことなかったし、カードゲームのイベントに参加したこともなかったので、そもそもやり方がよくわからない。
そしてそれ以上に、告知して人が集まらなかったらカッコ悪いと思い、二の足を踏んでいた。
悶々と過ごしていた中、あるツイートが僕を動かした。
得意技の「他人のツイートに乗っかって様子を見る作戦」である。
作戦は成功し、このツイートに前向きな反応を示してくれた方が2名。
この時点では何をやるか全く決めていなかったが、何となく6人ぐらい集まれば形になると思ったので、あと4名。
手の届きそうな数字だと思った。
挑戦
まんをじしてイベントを告知した。
有難いことに目標の6人は数日で集まったが、開催日まで残り1ヶ月。
このまま営業活動を続けて、どのぐらい参加者が増やせるか挑戦してみることにした。
考えうる作戦は次の2つ。
①個人に向けた勧誘を行う
②Twitter上で様々な企画を打ち、向こうから罠にかかるのを待つ
こう見えて人見知りで恥ずかしがり屋なので、②の作戦しか選択肢がなかった。
まさにクモ戦法である。
思いつく限りの企画を打った。
一緒に盛り上げていただいた方々には感謝しかない。
そして、じわりじわりと参加者は増え、定員に達した。
こんな何の実績もない赤の他人(よく考えると「蟲博士」という名前も胡散臭い)が開催する非公式イベントに参加いただいた方々には感謝しかない。
前夜
営業活動と並行してイベントの準備を進める。
元々はレンタルスペースを借りるつもりだったが、協力者の方より提案いただき、蟲神器界隈で有名なリシャーダさんへ相談したところ快諾いただけた。
色々と柔軟に対応いただいたリシャーダさんには感謝しかない。
リシャーダさんのHPはこちら
お酒やお食事を楽しみながらTCGが遊べるレストラン
蟲神器のシングルカードも取り扱っているよ
それからイベントの内容を決めたり、賞品を作ったり、名札を用意したり。
今回は交流会なので、なるべくカジュアルなイベントを目指した。
色々と協力していただいた参加者の方々には感謝しかない。
やることはやった。
明日に向けて、今日は早めに寝よう。
決意
2023年3月4日。
ついにこの日を迎えた。
前日は緊張と興奮であまり眠れなかった。
そして当日はあっという間に終わった。
優勝賞品(レッドニーくん缶バッジ)への反応が思っていたよりも薄かったり、協力者の方が準備してくれたクイズ大会のクオリティが異常に高かったり、遠方から新幹線でお越しいただいた方が睡眠不足で試合中に寝落ちしそうになったり、惜しくも敗退した方がトイレに篭って悔し泣きをしたり、1人だと思っていたミスターXが3人に増えたり。
色々なことがあったけれど、あんまり細かく書くのは野暮だと思うので、今日はこの辺で筆を置きたいと思う。
今回のイベントを通して、蟲神器のことがもっと好きになった。
次回はリシャーダが満席になるくらい蟲主が増えるといいな。